長崎県へ旅行に出ていた知人にリクエストをして買ってきて貰ったものです。
松翁軒のチョコラーテ(1050円)空港の土産コーナーで見つけてくれたそうです。もともとオランダチーズカステラを頼んでいたのですが、見あたらなかったそうで第二希望のチョコラーテを買ってきてくれました!
松翁軒さんのカステラ、長崎近辺(九州?)以外では支店やデパートへの出店がなく、なかなか購入できないので買ってきてくれただけでもすごく嬉しいです!以前、また別の知人が長崎県へ旅行に出た際のお土産でくれた事があって、すごく美味しかったのだけど九州以外ではなかなか買えない事がわかって残念に思っていたのでした。通販もあるけど、一人で何本も食べられないしなー、と思ってね。
1681年(天和元年!)創業の松翁軒さん。
長崎カステラの普及に尽力した八代目貞次郎がチョコレートを使った松翁軒オリジナルのカステラ「チョコラーテ」を創り出しました。
原材料は卵、砂糖、小麦粉、水飴、カカオマスとすごくシンプルです。
外の包み紙を外したところ。
中袋もきちんとかかっていて、管理がしっかりされてますね。
中箱を開けたところ。茶色のカステラが見えています。キレイなチョコレート色です!
カステラの探求者として家伝の製法と原料の精進に情熱をかけていた八代目の貞次郎は、当時新しい甘味として珍重されていたチョコレートに心惹かれました。
カステラの上品な風味と、チョコレートのモダンな風味とが引き立て合うことで生まれた新しい味わい。八代目貞次郎の情熱は、松翁軒のオリジナルカステラ「チョコラーテ」として結実し、その深くまろやかな甘味と共に現代に伝わっています。
焼き色とチョコレート本来の色が混ざり合っているんだと思うのですが、ムラがほとんどなく、キレイに統一されたチョコレートカラーです。カカオの香りもふんわりと漂います。
カステラ生地、すっごくキメが細やかです。気泡の大きさもそろっていて、ほぼ均一。ふんわりとしつつも、弾力もちゃんと残っている松翁軒さんのカステラ生地、私は大好きなんです。しっとり柔らかいだけのカステラは結構あるんだけど、フォークを入れようとするとグッとはねかえってくるカステラ生地ってなかなか無いと思うの。力強いです。
チョコレート味もかなり濃厚です。その美味しさの秘密は…原料にチョコレートパウダーではなく、カステラに合わせて特注した板チョコレートを使っているんだそう。もちろんパウダーとは違い、板チョコの方が手間もかかり、焼き上げが難しいんだそうです。手間を惜しまず丁寧な仕事をされているんだな、と実感。
そして私の大好きな、カステラの底の部分。ここに残ったザラメが大好きなんです♪
実はこの部分のザラメってザラメを敷くのではなく、「ザラメを使って焼き上げる」のが松翁軒のカステラ。生地の下に残ったザラメは、焼き上げる時に生地に溶け切れずに沈んだものなんですって!
(意地汚い私は下にくっついたカステラ生地もきちんとフォークですくいとりましたwww)
カステラって和菓子のイメージが強かったりもしますが、チョコレート味ですし弾力ある生地はシフォンケーキにも似ていて、まるで洋菓子を食べているようです。口の中でカステラ本来の風味とチョコレートが溶けて混ざり合い、濃厚なチョコレートケーキを食べているような気分になれちゃいます。
決してパサパサはしておらず、しっとり、そして柔らかいのにもっちりとした弾力のあるカステラ生地。
ここ、ここ!ザラメの部分は特に甘く、焦げたような香ばしさとジャリッと残るザラメの食感がたまらない。
あらかじめカットされていて食べやすいのもポイントです。
日持ちは2週間ちょいですが、しっかり密封して保管しないと乾燥してパサパサしてしまうので気をつけて!
カステラというより、チョコレートケーキに近い味わいと食感なので、本来のカステラそのものが食べたい方は普通のカステラをおすすめします。私は変わり種が好きなのでチョコラーテで大満足!
松翁軒
http://www.shooken.com/★【肥前ほがや】長崎びわシフォンケーキの記事は
こちら