
ハワイ旅行の時は朝昼晩、特にこだわりなく食べたいお店に好きな時間に行ってましたが、台湾では朝食を重視してお店を選んだりスケジュールを組んでいました。朝食で有名なお店って営業時間が限られてたりするから、そこメインで予定を組んでいかないと行けなかったりするんだよねえ。
洪瑞珍三明治のサンドイッチで空腹を防いだあと、ホテルからテクテクと歩き続けて薄暗い早朝に目的のお店へ到着。

華山市場というビルの中にそのお店はありました。もう看板見ればすぐわかっちゃいますよねえ。そうです、台湾の朝食といえば必ずあがるお店、阜杭豆漿(フーハントウシャン)。

ガイドブックに掲載されているのはもちろん、台湾に旅行に行った事があるというお友達や同僚みんなが口を揃えて「とりあえずここに行け!」とオススメしてくれたお店なんです。最初、あんまりにも有名すぎるからまあ行かなくてもいいかな(←天邪鬼)なんて思っていたのですが、本当にみんなが口を揃えて言うもんだから、そこまで言うなら…と行ってみる事にしたのでした。

ちょっと出遅れるとすごい行列に並ぶ事になる、という事前情報を入手していたのでオープン後30分以内くらいの時間帯にお店に到着できるよう計算して向かいました。ホテルからは1駅分くらいの距離で徒歩で行けたかな。
さすがにこの時間帯、外にはまだ行列はありませんでしたがすでに準備してあるところが恐ろしい。

実はこの前日にも訪問していたのですが、お店の定休日だったみたいで行列用のガイドもなかったし扉も閉まってたんですね。アレ?と思ってウロウロしてたら、私のような日本人らしき人を発見し、その人もアレ?という顔でキョロキョロ。途中でビルの警備員みたいなオジサンが出て来てどうやら中国語で「休みだよー」という説明をしてたっぽい感じで、その人もサッサとビルを出て行っちゃったから「あ、休みなのね」とすぐ私も理解できたのでした。で、今日リベンジ。

お店はビルの2Fにあります。この写真は前日に訪問した時の写真だから、ちょっと明るく写っていますが訪問した当日はまだ外は真っ暗!

なーのーにー、すでにこの行列!階段にはもう人がいっぱい並んでたんです。さすが。見たところ、観光客も多かったんですけど地元の人もいっぱい来てた感じ。ガイドブックの説明とか見てても、あまりにも人気店みたいな事が書かれているので商売っ気の強い観光客向けの店だったらどうしようと思いましたが、そこまででもなさそう。

なんというか、2F全体がフードコートというか他にもお店がいくつか入っているのですが、こちらの阜杭豆漿の人気がすごすぎて割り当てられているスペースが広い、という印象を受けました。早朝に営業しているのも阜杭豆漿のみのようです。

並びましたけど、意外とそんなに「待ったなあ」という感じは無かったですね。ビルの中で暑くも寒くもなかったのが良かったのかも知れません。

沢山の従業員さんが働いていて、テキパキと朝食メニューの準備をしているところをガラス越しに見る事が出来ます。これも退屈しなくて良かったのかも知れないな。

お饅頭とかお餅とか、粉もの系を担当しているエリア。どんどん作られていきます。

観光客も沢山訪れるからなのか、メニューもバッチリ日本語対応されていて安心です。

参考までにメニューを掲載しておきますね。日本語の説明も入っています。

まあ日本人観光客が選ぶメニューは大体決まっているんでしょうけど、思ってたよりも細かくメニューが用意されていてちょっと驚きました。何度か通わないと制覇できなさそう。

グループで訪問する方は違うものをオーダーしてシェアするといいですよね。少しずつ色々食べられて便利。

残念ながら私は一人旅なので、事前にネットで調べていたメニューだけをオーダーしましたが。

甘い味もしょっぱい味も揃っているんですよ。

並びつつ、何を食べたいか決めたらいよいよオーダーです!

こんな風にカウンター越しに何を食べたいのか店員さんに伝えて、トレイに載せて貰って最後にお会計というセルフ形式でした。だから流れが早いんですね。

お値段はこんな感じ。私は中国語はサッパリわからないので、英語で数字を伝えてトレイにのっけて貰いましたよ。

ガイドブックなどで先に食べたいものを調べて、メモで伝えるか中国語を勉強しておいてもいいかも知れません。

店員さんはとにかくスピードが速く、ものすごいテキパキと働いています。たまにパンが宙を舞うくらいのスピード感(笑)。

私がオーダーしたのはこちらの3番、鹹豆漿(シエンドウジャン)と41番、蛋餅(ダンピン)というド定番すぎる組み合わせです。

鹹豆漿(シエンドウジャン)は35元(約140円)、コレ絶対に食べとけよ的なメニューです。小エビ、ザーサイ、青葱などが入っている温かい豆乳スープのようなもの。

この出汁がとっても美味しい。日本人が好きな味って感じなのです。

豆乳スープというよりも、おぼろ豆腐のような…とろとろの崩れた茶碗蒸しのようなものをイメージして貰ったほうが近いかな。

この油條(揚げパン)も、天かすチックな感じで合います。最初はサクサクだけど、汁が染みてぐずぐずになってくるとまた別の美味しさが。

蛋餅(ダンピン)は30元(約120円)。

台湾風の卵焼き、と紹介される事が多いんですけど、実際は小麦粉が入っているので、なんだろうなあ。大阪焼きというか、ツルンとして薄いお好み焼きというか。

中にはちゃんと卵も包まれています。でもこれ食べてる時にどんどん崩れて来てしまい最後は生地と卵が完全に分離した(笑)。私はこれ、まあ普通だったなあ。

食べ終わっても、ずーっと行列が途切れる事がありませんでした。すげえな。
予想してたよりは行列に並ぶ事もなく、スケジュールがかなり前倒しになってしまい、次はどうすべきか考えながら台湾式の朝食終了です。
●店舗情報
店名:阜杭豆漿 (フーハントウシャン)
住所:台北市中正区忠考東路一段108号2F
電話番号:?
営業時間:5:30~12:30
休業日:月曜、端午節、中秋節、旧正月休みあり
(2018年1月16日訪問)