久しぶりに中目黒に行って来ました。上京したての頃、実は中目黒界隈に住んでいたのですが引っ越してからはなかなか行く機会もなく。6月29日にオープンしたばかりの炭火和食つかだにお友達に誘われて行った来たのですが、ここは塚田農場の新業態の飲食店となります。焼鳥つかだ同様に、クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和さんがプロデュースしているお店との事。店内にもありましたが、この墨絵も佐藤さんが描いたものらしいですよ~。
店内は思ってたよりちょっと狭いかな、と思いました。中央が職人さん達のお仕事場となるのですが、囲炉裏がドーンと設置されてるんだけど熱気がムンムンでめちゃ暑かったです。結構、距離はあったと思うんだけどな~。あとたまに灰が飛んで来ました。炭火にこだわっているだけあって、焼き方は3種類。食材によってそれぞれ使い分けるそうです。
原始焼き…串に通した食材を囲炉裏に立て食材全体に熱を伝える原始焼き
炭火焼き…炭の上で、食材をジューシーに焼き上げる炭火焼き
藁焼き…表面を藁で炙ることで香ばしい薫りをまとわせる藁焼き
それぞれの焼き方別?にメニューも書かれているので、素材で選んでもいいですし焼き方で選んでもいいですし。
メニューの一番上には本日の日替わりが、その下は定番が並んでいましたが塚田農場なのでやっぱり地鶏のメニューも多め。あとは魚も多かったかなあ。
初めてだったので、まんべんなく楽しめるかなと思いコースをお願いしました。4500円のほうです。
ドリンクメニュー、お酒(日本酒)はとても充実していましたがソフトドリンクは少な目。なんだっけなあ、有機栽培だか無農薬栽培だかのお茶をアイスにして出して貰いました。お茶は2種類くらいあったような気がする。あれ、烏龍茶だったかも?あんまり覚えてないです。
コースの1品目。目の前で職人さんが盛り付けをして下さった、生雲丹の大トロ巻き。一口でいけるサイズ。めちゃ贅沢な一品なんでしょうが、私はウニもトロも興味がないので普通に食べて終わり。一緒に食べてたお友達は「とろける…!」と感動していました。
2品目、揚げじゃこと香味野菜の自家製豆腐。これ美味しかったな。
葱がちょっと食感が硬かったので、もう少し細めに切って貰うか少し湯通しされてると豆腐となじんで良かったかも知れない。お豆腐は超~滑らかでした。胃に優しいというか、口あたりまろやかでペロリといけてしまった。
囲炉裏では他のテーブルから入ったオーダーらしき魚がどんどん焼かれていました。これが原始焼きみたいです。日本昔話のようだ(笑)。
3品目、熟成魚の藁焼き。
この日は熟成10日目の黒ムツだったように記憶しています。
黒ムツが、カツオのたたきに似ているようで似ていない、なんか独特な味わいがあったなあ。美味しかったな。旨みがギュっと閉じこもっているというか、生のお刺身の新鮮さとはまたちょっと違う美味しさ。プーンと香る藁の匂いもよかった。
4品目、これが食べたくて4500円のコースに決めたのでした。あつあつ和だしに焼き佐土原茄子。
職人さんのお仕事の様子を見させて貰ってたんですが、囲炉裏で皮ごとまるっと焼いた茄子を手早く剥いて仕上げた一品のようでした。茄子がトロットロ!職人さんいわく、コツがあって上手に焼かないと水っぽくなっちゃうんですって!
で、いよいよメインの炭火焼!の、串!めちゃ大きなじとっこの炉端串が運ばれて来ました~!ついさっきまで囲炉裏の周囲に刺さってた串!
写真だとなかなかこの大きさを伝えられなくてもどかしいんですが、シュラスコみたいな大きな串なんです、これ。しかも1人分!
じとっこ(鶏肉)はとってもジューシー。肉質は結構しっかりめで食べごたえあり。わさびをちょいちょいつけて、ネギと一緒に口に運ぶとめちゃ美味しかった。
お友達が「2人分でこれ1本かと思った」っていうくらい、とにかく大きくてボリューム満点でした。これはテンション、あがる…!私がもともと、鶏肉大好きだからなのかも知れませんが。あと、さすが塚田農場の系列だなって思ったくらい、やっぱ鶏肉(地鶏)美味しかったです。
酒肴三点盛り。でも私はお酒は飲まないので…。
この次に出て来た、こちらのとうもろこしの羽釜めしと一緒にお漬物などは頂きました。ちょうど、しょっぱい系が揃っていてよかったです。今が旬のとうもろこし、品種は不明でしたが産地は確か山梨県だったんじゃないかな。
つい最近もSNSで話題となっていましたが、芯もまるごと入れて炊き込むとうもろこしのゴハンです。職人さんがお椀によそってくれました。ちなみにこちらは2人分が1つの釜に。
香ばしくもあり、とうもろこしの自然な甘みも感じられる美味しい炊き込みごはんです。
名古屋のひつまぶしみたいに、2杯目は出汁を入れて頂くのですが断然こちらのほうが美味しかったですよー!確かほうじ茶の出汁だったのかな。香ばしさがグッと増しました。
これは自宅でも真似っこできそうです。
コースの〆。特製アイスクリームはこれもほうじ茶の味だったんだっけかな?最近は抹茶よりもほうじ茶がキテる感じがしますね。
インスタ映え抜群のミニ鯛焼き風の最中つきです。
この最中の皮がパリパリで、アイスをすくって入れて食べるとよい食感のアクセントに…。
お友達がちょっと気になる、という西京味噌プリン(500円)を追加でオーダーしてみました。
ぶっちゃけ、思ってたよりも小さめサイズの器に入って登場。この時点でなんかすでに味噌の香りが漂ってます。
味は言われてみると西京味噌なんですが、うーん…感想が言いにくい不思議な味がしました。美味しいともマズイとも言えない、なんか不思議な味。醤油味や味噌味のスイーツは最近はもう珍しくないんですけど、これはちょっとまた変わってるなあ、と。
そんなこんなで、お腹いっぱいになったコース料理でしたが…どれも美味しかったけどやっぱり地鶏の巨大な串が一番印象に残ってますね。アレは本当に美味しかった。また食べたいです。あと、魚系にあまりトライしなかったので今度はコースじゃなくてアラカルトでいろいろ頼んでみたいかも。まだまだオープンしたてのお店なので、これからどんな風になっていくのかわかりませんが、時間をおいてまた再訪したいと思います。
●店舗情報
店名:炭火和食つかだ(すみびわしょくつかだ)
住所:東京都目黒区上目黒2-12-1 1F
電話番号:050-5257-4485
営業時間:17:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:不定休
HP:
https://www.sumibi-tsukada.jp/