麺線(メンセン)を食べて少し体は温まりましたが、風が出て来て肌寒くなったので小走りで次へと向かいます。
ペルーの十字架という看板が見えてきました。
カトリックの伝統が残るペルーの十字架。大きさは私の身長より少し高い程度だったかなあ。それぞれの飾りやデザインの部分に意味があるみたいです。
06:北アメリカ 平原インディアンのテント
06:北アメリカ 平原インディアンのテント。
なんとこのテント、解体するのも組み立てるのも全て女性の仕事だったんだとか…昔の女性は働き者ですねえ。
ここは広し敷地内にいくつかのテントが間隔をあけて並んでいました。北米大陸中央部の大平原に暮らした30部族ほどのインディアンが利用した移動式住居で、ティピと呼ばれます。
移動をしながら生活する分にはこのテント、非常に便利なんだそうですが時代も変わり、今では使われることはなくなったそうです。
中はこんな感じ。思っていたよりも広く、密閉されているからか温かい。
これは砂絵と呼ばれているもの。砂で描かれているのに、細かい部分まで綺麗に描かれています。素敵ですね。
08:アラスカ トリンギットの家
08:アラスカ トリンギットの家。
アラスカ東南部の海岸地帯で、採集狩猟を行なっていたトリンギットの伝統的な家屋です。短い夏の間は2~3家族ほどの集団に分かれ、豊富な海や川、森の幸を求めてキャンプ生活をしていますが、冬の間には一族40人ほどが集まってこのような家に住みます。
とっても大きなトーテムポール!
記念撮影している方がいらしたので便乗して撮影してみましたが、大きさが伝わりますでしょうか?
このトーテムポールに描かれているデザインにもやはり意味があるそうです。でも色使いは決められているのか、そこまでカラフルではありません。恐らく使う色にもきっと意味があったのでは。
中はとても広く、一族が集まっても十分過ごせるスペースが確保されております。中央には暖炉が。
巨大なアラスカスギで造られたこの家は、暖流により比較的温暖な海辺に建てられました。トリンギット族は、採集狩猟民には珍らしく、首長・貴族・平民・奴隷という階層社会を形成していました。海辺に建てられた家だからか、魚が沢山干してありました。
太鼓とばち。カエルのイラストが描かれています。
トーテムポールに描かれていたイラストと同じ色調の壁画。
リトルワールド、広すぎ…!まだ半分も周り切れていないのですが、このあとにペルーエリアでアルパカちゃんと戯れます。気になる方は記事の購読をどうぞよろしくお願いします。
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10:インドネシア バリ島貴族の家
ペルーエリアでお土産などを物色し、次のエリアへ。10:インドネシア バリ島貴族の家。バリ島もいいよね~。できれば夏のシーズンにここに来てなんちゃって記念撮影をしたかった!
日本や台湾などの色鮮やかな細工をされた建築物も素敵ですが、バリ島のような細かい彫刻がほどこされている建築物も別の素晴らしさがありますね。色調は単調ですが、飽きません。
チャンディ・プンタールと呼ばれる門をくぐり中へ入ります。赤道直下の火山の島、バリ島の貴族・僧侶階層の屋敷です。レンガの塀に囲まれた敷地は3つに分けられています。
ちょっと寒々しい写真になってしまいましたが…。これは外門。
外門をくぐり、ガムラン用の建物や会議所を抜けて中門の前で母親と記念撮影。貴族および僧侶の家だからなのか、儀式にまつわる建築物もとても多かったです。
いちばん奥はヒンドゥーの神がみや祖先を祀る祭祀場、中央は儀礼の建物を中心に寝室・穀倉・台所が建ち並ぶ生活の場、手前はお祭りや儀式のときに余興として踊りやガムラン演奏をする場です。バリ人の方位観によると、山側が浄、海側が不浄とされ、建物の配置もそのようになっています。
11:インドネシア トバ・バタックの家
11:インドネシア トバ・バタックの家。
同じインドネシアでも場所が違えば家のスタイルもガラリと変わります。
まるで船のような形をした家です。スマトラ島北部に住む水稲耕作民トバ・バタックの家で、第二次世界大戦直後の1947年に建てられました。
よく見ると、床下部分にボートなどが備えつけられてます。
こちらも素晴らしい彫刻や絵がほどこされている家でした。
よーく見ていくと、描かれている絵にもいちいち意味が込められているのです。これは出会いというテーマ。
半ズボンとスカートというスタイルが近代的です。あまり古めかしくないというか、インドネシアっぽくない印象もあります。
こちらは村の生活というテーマ。
ニワトリを捕まえようとする男性がやけにシュールです。いたって普通の、村の生活の様子を描いています。
この近辺は主にアジア地域の建築物が色々と建っていましたが、寒かったので全部を見る事が出来ず要所、要所を見て回りました。
次のエリアはヨーロッパ界隈。これでやっと半周まわった事になります。
野外民族博物館リトルワールド
http://www.littleworld.jp/index.html(2013年1月2日訪問)