25:西アフリカ カッセーナの家
リトルワールド一周の旅。どうにか、こうにか、半分ほどの国を見終わり、いよいよ後半戦へ突入します。
この界隈はアフリカ周辺の国の家屋が多そうです。25:西アフリカ カッセーナの家。
すんごい素朴な作りで、しかも冬なので寒々しくてここは足早に見て終わってしまいました。うちの家族なんて見向きもしなかった。ヒドス。
西アフリカの国、ブルキナファソ南部のサバンナ地帯に住む農耕民、カッセーナの家です。方形の家には男、ヒョウタン型の家には女が住むことがほとんどです。なんというか、家の集合体みたいな感じです。
少し歩いてネパールへやってきました。
これはチョルテンという名前の仏塔。旗がついていてお祭りっぽい。
寺院内や峠に建てるのが一般的なんだそうです。
写真にはおさめていませんが、ネパールの敷地はかなり広かった。広場みたいなのをグルッと一周する形で寺院へと向かうのですが、その途中にあったのがこちらのマニ輪というもの。
私はこれがなんなのか知らなかったのですが、母親がなぜか知っていて張り切って解説までしてくれた上に
「まわして!まわさないとダメだから!」と積極的にすすめられたので家族全員でグルグルまわしてきました。
で、これがマニ輪というもの。この筒を時計まわりにまわすとご利益があるんだそうです。音は別に何もしなかったなあ。なんか綺麗な音色とか出たら楽しそうなのですが。
26:ネパール 仏教寺院
26:ネパール 仏教寺院。
ネパール東部のヒマラヤ山中のタキシンド村に、1946年に建てられたチベット仏教のニンマ派に属する寺院をモデルに復元したものです。本堂には釈迦如来を安置し、周囲の壁や天井には仏画やマンダラがびっしりと描かれています。
入り口付近はすごく質素で、正直「見なくてもいいかなあ」なんて最初は思っていたのですが、中へ入ってビックリ。
天井や壁に描かれている仏画がとても見事でした。
京都のお寺なんかにもこの手で絵が描かれていたりしますが、私はこういうの大好きで結構長い時間見入ってしまうタイプです。
絵柄にもちゃんと意味があるんだそうで。
これは寺院の入り口左手にあったものだったかな?
文字通り、極彩色豊かな仏画や曼荼羅がビッシリと描かれております。圧倒されてしまいました。
六道輪廻図。
六道輪廻(バヴァ・チャクラ)は仏教の根本思想である輪廻転生を表しています。中央の円内には人間の持つ煩悩の3つの代表である、欲・怒り・愚かさの象徴として、鶏・蛇・豚(猪)が描かれているそうです。
ものすごく怖い顔してるんですけど…。
入り口付近だけでも十分素晴らしい仏画を拝見できますが、靴を脱ぐのが少し面倒でもぜひ中まで入って頂きたい寺院でした。
(父親は寒さに負けて入り口のみ、私と母親は中まで入った。)
後光が差しておる。
こちらは本堂の中になるのですが、宿坊や台所なども復元されていました。敷地内には宿坊やマニ輪舎が建ちならび、現地ではラマ僧がくらしながら修行にはげんでいます。近在に住むシェルパらの信仰の中心になっています。
27:インド ケララ州の村
とにかく広いネパールの敷地を出て、次は27:インド ケララ州の村へ。実はここでインドカレーを食べるつもりで、楽しみにしていた場所なんです。
インド雑貨を販売しているお店もあります。カラフル!
子供の頃、まだ今ほどインドカレーやナンが当たり前ではなかった時代に親に連れられて、ここで生まれて初めて「カレーライスではないカレー」というものを食べました。インドカレーとナンです。
もう本当に衝撃的だった。市販品のナンも無い時代でしたので、大型連休になる度にリトルワールドへ連れてってくれ、と親にねだってナンを食べさせて貰ったっけなあ。
ところがですね、時代も変わってしまい私が子供の頃に記憶していたインドカレー屋ではなくなってしまっていたんですね。ガラス越しに釜でナンを焼くインド人(ネパール人だったかも?)のおじさんをジーッと見ているのが大好きだったのですが、今は食券制のお店に変わってしまい、ナンを焼いている風景も外からは見えなくなってしまってました。残念。
家族で「お店変わっちゃったね~」なんて話してたら、この店からちょうど出てきた年配のご夫婦が「昔とお店、変わったみたいよ。味もやっぱり違ってるわね。」なんて話しかけて下さって。
味の好みは人それぞれあるとは思うのですが、「昔の方が美味しく感じたわねえ。」なんて奥さんがおっしゃられてたので、結局ここでインドカレーを食べる計画はボツとなったのです。
お値段はとてもリーズナブルですので、また機会があれば食べてみてもいいかな、とは思うのですが。昔、あまりにもガラスにへばりついていて(実際には釜のそばで熱くなってるので触ってませんが)ナンを焼く風景を姉妹揃って見ていたもんだから、途中でインド人のおじさんがちっちゃいナンを焼いてくれて私と妹に与えてくれたのでした(笑)。
南インドのケララ州にある、水田とココヤシに囲まれた美しい村をモデルに、いくつかの階層(カースト)の家を復元しています。地主であるナヤール・カーストの家は、1階が居間・食堂・ベランダ、2階が寝室です。1階の入り口や居間などにはヒンドゥーの神々が祀られています。
日本にあってもさほど違和感のないスタイルのおうち。
ですが、気候がよい地方の家だからなのか風通しがよすぎるほど開けっ放しのおうちでした。っていうか、そもそも壁があまりなかった。
横からみるとこんな感じ。
そこからまたテクテクと歩いていくと、3月にオープン予定のトルコの街の建設地域が見えてきました。ここに出来るのか。
新家屋の登場は15年ぶりです。公式サイトの情報を見てみると、飲食店や雑貨屋さんも併設するそうで楽しみですね。
リトルワールド内とは言え、重機も入ってましたし建設の告知がちゃんと出ておりました。
007 SKYFALLの冒頭にも登場した、イスタンブールの街並み。
結構な高さのある建設物でしたね。どうせ行くなら暖かい季節にぜひまた訪問してみたいです。
28:タイ ランナータイの家
28:タイ ランナータイの家。
タイ北部の平野、ランナータイ地方で水稲耕作をしている人々の家です。
この地方の気候は季節風によって5月から11月にかけての雨季、11月から翌年の4月にかけての乾季に分かれています。高床の家屋には、食事や作業の場になる前室と、寝室、かまどのある母屋と炊事場、穀物庫があります。
床下は作業場・物置・家畜小屋として利用されます。傾斜の強い瓦ぶきの屋根、窓のない母屋は亜熱帯の風土を反映しています。
先ほどのインドの家と同じく、こちらも開放感溢れる造り。
寒すぎるので温かいものが食べたい
インドカレーで昼食計画がボツになったので、小腹が空いてしまった妹夫妻がトロピカルフルーツ村という飲食店にワラワラと群がるの図。
世界あったかめん紀行、トムヤムヌードル(450円)を注文しました。
辛い!でも酸っぱい!だけど、甘みもある?という不思議な味わいのトムヤムクンに麺が入っております。海老もなかなか大きいサイズで入っていて満足度高かったです。ポカポカ温まりました。さて、ゴールはもうすぐ、近くなってきました。ラストスパートです。
野外民族博物館リトルワールド
http://www.littleworld.jp/index.html(2013年1月2日訪問)