あと少しでリトルワールド、1周できます!寒いのでもう速足でラストスパートをかける私達(笑)。さて、こちらは韓国農家。
今みたいな韓流ブームが起きるもっとずっとずっと昔にこのエリアは見て回った事があったので、韓国ドラマでこういう背景が出てきても特に驚きはなかったかな。嗚呼、そうそう、こんなんだったわーって感じ。
出たー、オンドル!韓国の冬はとても寒いので、どこの家でもオンドルはついているそうです。うちの実家に必ず石油ストーブがあるのと同じか。
オンドルの詳しい説明がこちらにありました。オンドルとは床暖房のことです。床下に石を並べて数本の溝をつくり、この溝の天井に平らな石を置き、煙の通り道とします。床暖房みたいな仕組みですかね。私の大好きな三食ごはんとか見ていると、農家さんのおうちではオンドルが必ずついていて、床も温めつつ釜でスープとかお粥とかもつくっていました。
これは物入れの外の壁かな?農家だからあるんでしょうね。
中庭が広いのは、秋、収穫した稲束をここに積み上げて脱穀するため。
韓国のほぼ中央部、慶尚北道の山村に1920年代に建てられた家を移築しました。母屋は鍵の手型に造られている大規模な農家です。母屋にはオンドルのある部屋、板の間、炊事場、ウシ小屋、作業場などがあります。
グルリと回って、お隣の韓国 地主の家。農家とはやはり造りが違っていてこちらの方が立派です。
韓国のほぼ中央部、慶尚北道(けいしょうほくどう)の山村で、かつての地主(両班・やんばん)が1937年に建てた家を移築・復元しました。
ロの字形の母屋には、主人の部屋と主婦の部屋が棟を分けてあります。
これは、「男女七歳にして席同じからず」という儒教の教えに基づくものなんだそうです。
うちの両親はチャングムの誓い?とかいう韓国ドラマが好きなので、二人揃って「ドラマと同じね~」なんて言ってました。
(でもあれ宮廷料理人の話だから若干時代設定が違う気がするけど。)
この辺りは割りと韓国ドラマでもちょろちょろ見かける風景かも。
日本の田舎の家屋に似てますよね。
部屋の中にはチマチョゴリや、いかにも韓国らしい色鮮やかな寝具などがセッティングされていました。綺麗ですねえ。
井戸で悪ふざけをする妹。
リトルワールド、特に右回り・左回りとは決まっておりませんが、どちらから回っても問題ないようにエリアの入り口には必ずこのような看板が立っています。迷子になる事はありません。
昼を少し回っていて、妹達は獅子舞?のイベントを見たいと言い出し駆け足で園の入り口の広場まで向かってしまいました。
お腹が空いた私と母親だけが残り、韓国亭というレストランで韓国料理を軽く食べる事に。
店頭で韓国食材も売ってましたが、当然新大久保の方が安いし種類も豊富なのでここでは買わず…。チヂミを食べる事にしました。
チヂミ(450円)。お得なセットもありましたが、そこまでお腹は空いていなかったので、これを母親と半分ずつわけて食べました。
韓国を代表する料理。ごま油で香ばしく焼き上げています。モチモチでまあまあ美味しい。値段を考えると、十分美味しいチヂミなのでは。
私はニラがこれでもかー!と入っているチヂミが大好きです。
山形県 月山山麓の家。なぜ山形県なのかは謎。
日本有数の豪雪地帯、出羽山地の月山山麓にあった農家で、江戸中期(1767年)に建てられました。(リトルワールドにあるものは移築されたものです。)
うちの実家は農家ではありませんが、祖母や親戚が趣味で畑や田んぼをやってましたので、子供の頃にこんな道具を見たような記憶があります。でもこれはさすがに古いか。教科書にもこんなの載ってたよね。
月山のふもと、月山沢にこのような家屋があったそうですが、1976年にダム建設のため廃村となり、水没しました。
豪雪地帯なので、雪の重さに耐えられるよう全体的にガッシリとした造りになっているんだそうです。
チヂミでお腹いっぱいだったので食べませんでしたが、玉こんにゃくなど田舎の味を楽しめるお店もこの山形エリアにはありました。
一見、地味そうな家屋に見えるのですがなかなかお客さんには人気がある雰囲気だったな。昔懐かしい感じがいいのかも。
さて、これでやっと園内はグルリと一周できました。疲れた。
園の入り口付近まで戻り妹達と合流、本館展示を駆け足で見て回り、これでリトルワールドは終了です。
野外民族博物館リトルワールド
http://www.littleworld.jp/index.html(2013年1月2日訪問)