シュールすぎる世界観、桃太郎神社(ももたろうじんじゃ)へ
車で移動できるのであれば、リトルワールドと桃太郎神社はそれほど離れていませんので、せっかくなのでハシゴする事をおすすめいたします。
桃太郎神社(ももたろうじんじゃ)があるのは、愛知県犬山市栗栖(くりす)という場所で、犬山市には古くから桃太郎伝説が残っています。
御鎮座は昭和5年。桃太郎神社の位置する愛知県犬山市の木曽川沿岸に桃太郎誕生地伝説があり、鬼退治をした桃太郎は桃の実から現れた大神実命であると伝えられ、御祭神となっています。神社奥の桃山は桃太郎が最後に姿をかくしたところと伝えられ、太古からこの山をご神体として地域信仰の対象になっておりました。(引用元:犬山観光情報 https://inuyama.gr.jp/momotaro-s.html)桃太郎神社は飛騨木曽川国定公園内にあり、桃太郎伝説を伝える神社として地元の人に愛されているんですね。
子供の頃にも何度か来た事があるのですが、これらのコンクリート像はコンクリート群像作家として知られる浅野祥雲さんによる作品です。この偉大なる作品の数々、かなり貴重なものであるはずなのですが…あまりにもシュールすぎるがゆえに、最近では桃太郎神社はB級スポット、珍スポットとしてネットやSNSで紹介される機会が増えてきました。
境内には浅野祥雲作のカラフルに彩色されたコンクリート彫刻が約20体あり、親子で桃太郎伝説を実感できることから、行楽シーズンには、たくさんの親子連れでにぎわいます。(引用元:犬山観光情報 https://inuyama.gr.jp/momotaro-s.html)
浅野祥雲作品の三大聖地、五色園・関ヶ原ウォーランド・桃太郎神社では、コンクリート像が劣化してきているので定期的にボランティアの方々がお色直しをしているみたいです。
だからこの赤鬼もツヤツヤで綺麗なのですね。それがまた、シュールさに拍車をかけているような気もするのですが…。
ネットで画像検索するとわかりますが、昔と色の配色が違っていたり、顔もなんとなく今風に塗り替えられていたような気がします。桃太郎神社の境内のあちこちに、こんな風にコンクリート像があるので、見つける度についつい写真を撮ってしまうのです。公式サイトによるとコンクリート像は約20体ほどあるそうで、桃太郎神社全体で桃太郎の世界観をつくっているんですね。
昔はここ、本当に猿がいたんです。私は記憶になかったのだけど、一緒にいた父親が「昔はここに猿がいたんだ!」と言い出して、母も私も妹もそうだっけ?と覚えていなかったのですが、神社の人に聞いてみたところ確かにいたそうで。父の記憶力、すげえ。
モヤさまに取り上げられて更にモヤモヤしたスポットに…
去年の秋頃にモヤさまでこの桃太郎神社が取り上げられているのを偶然見まして、急に行きたくなったので家族を誘ってみたのでした!この桃太郎神社は子授かりや安産などのご利益があり、子供の健康を祝う神社でもあるのです。毎年、5月5日のこどもの日には桃太郎祭りが開かれるんですよ。
桃太郎に登場するおばあさんが川で洗濯をする時、いつも同じ場所で洗濯をしていたため、岩がすり減って足跡が残ったもの。木曽川で洗濯していたという事か。
桃太郎伝説は他の地域にもあり、岡山県・香川県・そしてこの愛知県が三大伝説地と言われています。子供の頃から来ていたので私はずっとここが発祥の地だと思っていました。近くには桃太郎にちなんだ地名も沢山あります。ここ、犬山(イヌ)もそうですね。
また、うちの地元のそばには鬼岩という地名があります。
このあと、鬼のコンクリート像や鬼の珍宝などなど、シュールな桃太郎公園の様子をレポートしています。気になる方はぜひお読みください!
(2013年1月2日訪問)
桃太郎公園 桃太郎神社
http://www.yha.gr.jp/momotaro/
↑この数年後に訪問した、関ケ原ウォーランドというコンクリート群像の三大聖地のひとつのレポートはこちら。