
可児市にある花フェスタのすぐそばに「とろろご飯が美味しいお店があるんだよ」と家族に教えて貰った、美濃国 桃山街道 久々利宿 とろろめし 萬葉。

うちの家族も久しぶりに来たそうです。たまにしか来ないんだけど、来る度に地味に値上げしているらしい。まあ時代の流れもあるし仕方ないよね。
↑3年後に再訪したらまた値上げされてました。悲しい。
それにしても立派な店構えです。旅館のようだ。

とろろめしが美味しいと評判なのですが、飛騨牛や鰻など、メインとなる美味しい食材が揃っているので自分の好きなメニューを選ぶ事ができます。

お店の外にメニューが提示されているので、店構えにひるむ事なく、余裕をもっていろいろ選べるのが嬉しい。私はこういうお店は気配りできてるなあ、と嬉しくなるタイプです。

お店の中もとても落ち着いた雰囲気。コロナ対策のためか、テーブルとテーブルの間もきちんとあけてありましたので安心して食事が出来ました。

ランチメニューはいろんな種類(メインがそれぞれ違う。干物、うなぎ、牛肉など)があるのですが、どれを頼んでも必ず自然薯とろろ汁と麦飯、田舎汁と漬物がついてきます。そしてなんとお代わり自由。今回は田舎のとろろ飯(1700円)をオーダーします。

まずは最初にお料理が出てきました。

最初は岐阜県の地方料理でも出るのかな?と思ったのですが、そういう訳ではなくなんというか素朴な田舎料理というか…。懐石っぽさもあるのですが、そこまでかしこまっている訳ではなく、なんだか懐かしく感じるようないい意味での素朴な料理が、小鉢に盛られていました。

サラダ、小鉢各種、茶碗蒸し、煮物、季節の豆腐、デザートなどなど。ちなみにこの内容は季節によって変わるので、必ずしもこの内容がいつも出てくるという訳ではないので、あしからず。

この緑色の豆腐は確か枝豆だったんじゃないかなあ。色合いも味も、なんとなく夏の訪れを感じさせるようなものが多かった気がします。味付けがしっかり濃いという訳ではなく、しみじみと美味しいと感じるような優しい味わい。

で、そのすぐあとに出て来たのが、とろろと麦飯、薬味とお味噌汁。とろろと麦飯はお代わり自由でした!

とろろは、もうこれだけできちんと味付けがされていて、何もつけなくてもこのまま十分美味しい味付けだった。飲める(笑)。
とろろを食べる時、なんだかちょっと物足りないなあと思って醤油をひとまわしかける事とかあったんですけど、これは必要なかったです。味付けが絶妙すぎた。

麦飯も、私がもともと麦が好きだからというのもあると思うのですが、食べやすかったですよ。ふっくらとしていて、ベタベタしてなくてとろろにバッチリ合いました。

小鉢もいっぱいあって、おかずもしっかり食べないといけないんだけど…この、とろろ飯が美味しすぎて!本当に、とまらないのです。何杯でも食べられちゃう。

薬味を入れると、ほんのちょっとだけ風味が変わってよいアクセントになりましたよ。
大人3人で、1回だけお代わりをしてちょうどいいくらいの分量でした。家族いわく、昔はもうちょっとボリュームがあった気がする、との事でしたが、お代わりも出来ましたし私はこれで十分だったかな。

しっかりと完食!全体的に優しい味付けでしたが、とろろの味付けは濃いめ(というかハッキリしてた)だったのでバランスよかったんじゃないかなあ、と思います。

ちなみに、レストランの隣にはギャラリーとなっている建物が同じ敷地内にありました。今回は見学しませんでしたけど、また機会があれば寄ってみたいですね。

おまけ。駐車場の脇に何かが実っているな…と近づいたら、これ桃?最初、青梅かなって思ったんですけれども。自然いっぱいだなー。
●店舗情報
店名:とろろめし 萬葉(まんよう)
住所:岐阜県可児市久々利字下岡本810
電話番号:0574-64-5060
営業時間:ランチ11:00~14:00 / ディナー17:00~20:00
定休日:火曜日
HP:
http://g-manyo.jp/↑小鉢に入ったお料理は京都ぶりでした!