
これは初めて食べる桃かなあ、夏香姫と書いて「なつかひめ」と読む桃です。なんて可愛いらしい名前の桃なんでしょうか。
でも、あんまり調べてもこの夏香姫の情報がネットでは出て来ないんですよね…。辞典で調べたいなあ、と思ってもなかなか本屋さんや図書館にも行けないですし。

果樹の苗木を販売している株式会社 天香園のホームページによれば、山形県天童市が育成地になるんだそうです。ちなみに今回は福島県産。

夏香姫(なつかひめ)はあかつきという桃のやや晩生で、果肉が硬い選抜系統にあたるんだそう。という訳で、ほぼあかつきと思っていいんじゃないかなあ。

外皮の色づきには多少のムラがありましたが、サーモンピンクの可愛いらしい色をしていました。中の果肉もクリームからピンク色にかけてほんのりとグラデーションがついています。種まわりは霜降りのよう。
そしてこの夏香姫、カッチカチに硬かった…!果肉が硬い桃って晩成種(ばんせいしゅ)には多いんですけど、ここまで硬いとは、っていうくらい硬かったです。
果汁は少な目で酸味も強く、桃というよりは杏子のような味だな~、って感じ。個人的な感想ですけど、これは味よりも食感を楽しむ為の桃なんじゃないかしら、と思いますね。ガリガリに硬い桃が食べたい方はぜひ!