可児市にあるJAの直売所、とれったひろば 可児店で購入しました。
黄石瓜(こうせきうり)です。瓜、といってもメロンのような感覚で食べられる瓜ですね。
私が子供の頃に食べたメロンはこの瓜のようなものがいわゆる「メロン」でした。とろっととろける柔らかい果肉のメロンは割と大人になってから食べたような記憶があります。あんまり、子供の頃にマスクメロンとか食べた記憶がないんだよね~。
売り場でも岐阜県産のコウセキ瓜、というPOPで大々的にアピールをされていました。実はこれ、真桑瓜(まくわうり)でもあります。ネットで調べてもいまいち詳しい情報が出て来ないのですが、まとめると真桑瓜の真桑とは岐阜県南部の真桑村(今の本巣市)産地であったこと、その土地によりいろんな名前で呼ばれていたこと、黄まくわ・黄瓜・梨瓜などとともに、黄石瓜とも呼ばれていたこと、が、この黄石瓜について多く語られている情報となります。
確かに子供の頃、畑にいくと夏はこんな瓜ばっかり祖母が育てていました。買うというよりは、育てたり貰ったりするものだったなあ。
黄石瓜の断面図です。メロンっぽく見えますが、瓜は瓜なので、そんなに甘さは強くありません。食感もいかにも「瓜~!」って感じで、100歩譲って果物に例えると梨や硬めの柿なんかが近いかも知れないですね。
子供の頃と同様に、軽く塩を振ってから頂きました。そうすると、若干ですけど甘さが増します。瓜なので漬物として食べるという方法もありますし、収穫時期を考慮してだいたいお盆のお供え物とかでも使ってたので、なんというか岐阜県民にとってはこの手の瓜はとっても馴染みがあるものなんですよねえ。
そういえば何かに似てるな、と思ったら新大久保の韓国食材スーパーで見かけたチャメにそっくりです。調べてみたら韓国では「チャメ」と呼ばれているそうなので、つまりは同じ瓜だったという事が判明しました。道理で見かける度に懐かしい気持ちになってたはずだわ…。
昔懐かしい野菜や果物、現在ではスーパーで見かけない、なんて事も増えました。黄石瓜(※マクワウリ)なんてそういえばスーパーでは見ないわ。みんな畑で育てるもんだと思っているから余計にそうなのかも。そんな時、JAの直売所や道の駅はすごく重宝するなあ、と思います。この、いろんな野菜を合体させたキャラクターもなかなかカワイイ(笑)。また機会があればとれったひろば、訪れてみたいと思います~。
とれったひろば可児店
https://www.ja-megumino.or.jp/store/20120425160058.html