
以前、土岐市にある織部の里公園に見学に行った事があるのですが、陶磁器(美濃焼・織部焼)の歴史について触れる事ができてとても楽しかったので、今回はお隣の瑞浪市まで足をのばし、瑞浪市陶磁資料館まで行ってきました。
↑全14室の元屋敷窯は圧巻!

瑞浪市を含む東濃地方は、原料となる粘度、燃料となる薪(木)などに恵まれていた事から、なんと1300年以上も前から焼き物が焼かれてきました。そんな、様々な種類の焼き物や生産用具などを展示しているのが、この瑞浪市陶磁資料館なのです。


なんか…子供の頃にこんなの見た記憶があるなあ…っていうのも結構ありました。


焼き物とは、細かく砕いた土や粘土、石などに水を混ぜて形をつくり、熱を加えた道具のことを指します。食器以外にも、暖房具や建材、工業製品などにも多用な焼き物が使われているのですね。
焼き物は「陶磁器」などとも呼ばれますが、厳密にいうと陶器と時期は種類が異なります。陶器は主に粘土のみでつくられるのに対して、磁器は粘度に石粉(=ガラス成分の粉)が混ぜられた原料を使います。まあ簡単にいうと材料が違うって事ですね。

展示されている道具などの多くは、国の登録有形民俗文化財に登録されています。かなり古い道具などが展示されていますが、見ごたえは十分です。

江戸時代後期までは人力で原料を砕いていたみたいですが、幕末になると水車の利用が普及し嘉永3年(1850年)には小里村の庄屋と住職が、水車に複数の杵を取り付ける水車を考案し、原料の飛躍的な増産が可能となったのです。
↑瑞浪市すぐそばには、世界一の水車もあります!





ところで、こじんまりとした瑞浪市陶磁資料館ですが、入館料はなんと大人200円!高校生以下は無料なのです!スゴイ!
陶磁器とか地元に興味なかったら全然面白くないかもですけど、このお値段でこの内容ならかなりコスパ高いな~、と、私は思いました。つづく。
●瑞浪市陶磁資料館
住所:〒509-6132 瑞浪市明世町山野内1-6
電話番号:0572-67-2506
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30分まで)
入館料:大人 200円、高校生以下無料
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、資料整理休館日(不定期)
HP:https://www.city.mizunami.lg.jp/kankou_bunka/1004960/touji_museum/index.html
