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岐阜県情報

【瑞浪市情報】瑞浪市陶磁資料館・01

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私が住んでいる地元・土岐市をはじめ、多治見市や瑞浪市は陶磁器の産地として知られています。
以前、土岐市にある織部の里公園に見学に行った事があるのですが、陶磁器(美濃焼・織部焼)の歴史について触れる事ができてとても楽しかったので、今回はお隣の瑞浪市まで足をのばし、瑞浪市陶磁資料館まで行ってきました。

↑全14室の元屋敷窯は圧巻!

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子供の頃に行った事があるような気がしたんだけど、全く記憶になかったです(汗)。もしかして初めて訪問したのかも…?
瑞浪市を含む東濃地方は、原料となる粘度、燃料となる薪(木)などに恵まれていた事から、なんと1300年以上も前から焼き物が焼かれてきました。そんな、様々な種類の焼き物や生産用具などを展示しているのが、この瑞浪市陶磁資料館なのです。
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そして、現在は特別展・煌めきの洋食器というものを開催中。実はこれが見たくてやって来たのです!こちらについては後程、ゆっくりご紹介するとしてまずは常設展示をじっくりと拝見することに。
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瑞浪市陶磁資料館では、東濃地方でつくられた焼き物や陶磁器の生産用具などを常に収集しているとの事で、寄付されたものもいくつかあるみたいです。
なんか…子供の頃にこんなの見た記憶があるなあ…っていうのも結構ありました。
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楕円ロクロというもので、楕円形のお皿を作る機械ですね。その隣には、土を練る機械=土練機が展示されていました。
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こんなの。クネットマシンっていうんだって。

焼き物とは、細かく砕いた土や粘土、石などに水を混ぜて形をつくり、熱を加えた道具のことを指します。食器以外にも、暖房具や建材、工業製品などにも多用な焼き物が使われているのですね。
焼き物は「陶磁器」などとも呼ばれますが、厳密にいうと陶器と時期は種類が異なります。陶器は主に粘土のみでつくられるのに対して、磁器は粘度に石粉(=ガラス成分の粉)が混ぜられた原料を使います。まあ簡単にいうと材料が違うって事ですね。
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そして、ここから屋外展示施設へ。
展示されている道具などの多くは、国の登録有形民俗文化財に登録されています。かなり古い道具などが展示されていますが、見ごたえは十分です。
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このへんは水車の力を使って釉薬をすったり、石を砕いたりする機械だったかな。昔は電気なんてなかったので、ほとんど水車の力を利用してたみたいですね。
江戸時代後期までは人力で原料を砕いていたみたいですが、幕末になると水車の利用が普及し嘉永3年(1850年)には小里村の庄屋と住職が、水車に複数の杵を取り付ける水車を考案し、原料の飛躍的な増産が可能となったのです。

↑瑞浪市すぐそばには、世界一の水車もあります!

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同じ水車でも、こちらは釉薬をするための水車。
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ちょうどこの頃、外国から新しい釉薬の原料も日本に入ってきたようで、これらの水車を活用し種類豊富な絵具釉をつくりだし陶磁器産業の発展に貢献しました。
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一部には、うちの実家にも転がってそうな道具とかもあって、ちょっと親近感(笑)。うちの倉庫とか探したら、もしかして寄付できるものが出てくるかも。
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基本的には見るだけなんですが、条件さえあえば水車は作動させる事ができるらしいので、詳しくは受付まで…。
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建物から少し離れたところにもまだ屋外展示はあるのですが、ここで一旦おわり。また施設の中に戻ります。
ところで、こじんまりとした瑞浪市陶磁資料館ですが、入館料はなんと大人200円!高校生以下は無料なのです!スゴイ!
陶磁器とか地元に興味なかったら全然面白くないかもですけど、このお値段でこの内容ならかなりコスパ高いな~、と、私は思いました。つづく。

●瑞浪市陶磁資料館
住所:〒509-6132 瑞浪市明世町山野内1-6
電話番号:0572-67-2506
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30分まで)
入館料:大人 200円、高校生以下無料
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、資料整理休館日(不定期)
HP:https://www.city.mizunami.lg.jp/kankou_bunka/1004960/touji_museum/index.html

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by nalu_3_lin | 2021-03-01 20:35 | 岐阜県情報 | Comments(0)

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