愛知県瀬戸市にある、瀬戸蔵の中にある、
瀬戸蔵ミュージアム。
愛知県瀬戸市と言えば、瀬戸焼。その瀬戸焼の歴史を辿る事ができる博物館です。私が住んでいる岐阜県土岐市は美濃焼の産地なのですが、焼き物全般大好きなのでもちろん入場してきましたよ。入館料は一般520円、65歳以上と学生さんが310円、中学生以下が無料となっております。
中に入って早速お出迎えしてくれたのは、せとでんです。あれ?これ、鉄オタの人も楽しめる施設なのでは?
昭和30~40年代の瀬戸の町並みが再現されているのですが、せとでんは昔やきものを運んでいたのですね。
せとでんは瀬戸と名古屋をむすんでおり、人だけではなくその昔は瀬戸焼(やきもの)を運ぶという大切な役割も担っていたのです。
という訳で、せとでんのすぐそばには旧尾張瀬戸駅もあったりします。
私こういうジオラマというか、再現されたものが好きなので、隅々まで見てきました。楽しかったですよ。
巡回コースの通りに進むと、モロというやきもの工場に辿り着きました。おお…やきものの街に住んでいるので、これはすごく楽しみ!
瀬戸焼の制作工程がすべてわかるというブースです。これはトロンミルという原材料をグルグルとすりつぶしたり、まぜる機械です。2~3時間まわすんだって。
サシダナという、製品を乾かす棚。この長い板の上に粘土で出来ている焼き物がのっていて、その板をさすからサシダナじゃなかったかな?水分を飛ばすために乾かしているのですが、しょせん粘土なのでグッと押すと壊れてしまいます。
昔風ではありますが、やっている事は現代とほとんど変わりません。なので、現在のやきもの工場と比較しながら見るとすごく面白いのです。
ここは絵柄をつけたり、ポットなどに取っ手なんかをくっつける作業をする場所。
排泥鋳込み(ガバ鋳込み)をする場所。ここではポットや土瓶、花瓶などいわゆる袋ものというのを作る場所ですね。
型の中に流し込んだ泥が乾いて(水分が抜けて)、型から取り出すとこんな風に製品が姿を現します。
十分に乾かしたもの、もしくは素焼きに釉薬をかける場所です。右の釉はがし機を利用して、余分な釉薬をはがします。瀬戸蔵ミュージアムの中で私はここが一番楽しかったなあ。まだまだ続きます!
瀬戸蔵
https://www.setogura-museum.jp/