さて、南極観測船ふじの中に入船しました。まず最初に、ふじの特徴や背景などを説明するプロローグ展示がされています。
そのすぐそばには、乗組員の憩いの場となった、食堂や調理室が。ここは船の1Fになります。
ちょうどこの時期、企画展として南極写真展が開催中でした。
ペンギンのマークが入っている標識。これは動物注意標識といって、第一夏宿舎と電離層観測小屋の間に立っているんですって。隣に13と書かれた標識もありますが、よく見ると「極道」となっています。面白い!
実際に乗組員の方々が食事をとっていたであろう、食堂。この椅子は座る事もできました。
食堂にはちゃんとテレビまであった。人気があった番組は、NHKの朝の連続テレビ小説だったそうです。
食堂の隣には調理室。なかなか広い。
私が南極観測船ふじが好きな理由は、このマネキンを使った展示なんです。
まるで、実際にその場で調理しているかのような臨場感。ちゃんと、お料理だったり、小物だったり、細部までしっかりと再現されていて、すっごく面白い!
あまりにもリアルすぎて、ちょっとシュールというかB級感もあったりするのですが、でもそこがいい。手前にある緑の箱はもやし栽培機。船の上にいるとなかなか新鮮な野菜にありつけなかったので、これでもやしを栽培していたんですって。
南極料理人という映画が2009年に公開されたのですが、見た時にこの南極観測船ふじの調理室が頭に浮かびました。映画では南極にあるドームふじ基地での調理(料理人)の様子がメインだったので、船とはまた違うかもですが、限られた場所、限られた食材で料理をする、という点においては同じなのかもなあ、と思います。
↑南極観測船ふじ・01はこちらから
名古屋港ガーデンふ頭
https://nagoyaaqua.jp/garden-pier/