南極観測船ふじのレポートの続きです。食堂や調理室を見学したあとは、この長い通路をひたすら歩いていきます。
通路の壁にかかっているこの道具は、船の中で重い荷物を運ぶ際に、下に敷いてベルトコンベアー的な役割を果たしたものです。荷物をゴロゴロと滑らせていたのですね。食材とかも、長期間分を運び入れないといけないので大変ですよね。
全ての部屋が見学できる訳ではないのですが、通路沿いにもこのように、当時、実際に使用されていた道具などが展示されていて見どころ満点です。
第2電信室
南極から日本まで、遠距離の通信ができる送信機が装備されている部屋です。通信作業自体は、第1電信室で行われていたらしい。
ふじが寄港した各地の記念品。沖縄のものはシーサーが描かれていました。
酒保
船の中でのお楽しみ、売店です。ここは昔から見学できなくてシャッターおりたまんまなんだよな。一度、見てみたい。歯ブラシなどの日用品のほか、お菓子もあったそうですが、現金ではなくチケットで購入というスタイルでした。1日に1時間しか営業しないので、急いでいかなくちゃいけなかったんでしょうね。
第13士官寝室
全部で17室あったという、士官寝室。基本は2人で1室だったので、同僚とうまくやっていかないと長い航海でストレスを抱える事になりそう…。
その様子を再現しているマネキンさん。なにやら、うつむいておりますが(汗)。ちなみに、机の上の小道具なども歴史を感じられるレトロな小物が置かれていて、見ているだけですっごく楽しい。
こうして最初の長い通路を渡ると、つきあたりには倉庫がありました。
ビックリしたのは、南極観測船ふじの中にトイレがあった!これは展示用とかではなくって、普通に観光客が使えるトイレなのです。何かの部屋を展示用の船として公開する際に作り替えたのではないかと思うのですが、こんなのあったっけ???覚えてないや。これなら安心してゆっくり見学できますよね。
名古屋港ガーデンふ頭
https://nagoyaaqua.jp/garden-pier/